私が04年9月に手に入れた音源の紹介です。
今月は買い過ぎです。明らかに。27枚。
先月の少なさを補うかのような枚数で。
え〜私、生活が辛いと音楽に逃げ込みます。
どんな9月だったのかがよくわかりますね。
しかも先月シンディー・ローパーのところで
「ベスト盤よくない!」みたいな事書きましたが
今月ベスト多いです……。えへへ。
いやテストケース的に聴いてみたかったものとかね…。
まぁベスト盤だけ買っておしまいのつもりはないので。
あれ?言い訳くさい?
まぁなにはともあれ、以下の通りです。
●Herbie Hancock with Jaco Pastrius
/Herbie Hancock with Jaco Pastrius

「Cool Jazz」から発売されていたシカゴでのライヴの音源と
同じ演奏から、一部カット一部追加されたCD化作品。
つーかこれ正規版?なんか怪しい。聴けるだけ幸せだけどね。
1977年のライブだけあってハンコックは黒いし、ジャコもぶりぶり。
「FLOOD」等までの熱さはないにしろ、こりゃ格好いい。
●The Notorious B.I.G./LIFE after DEATH
もう亡くなって何年だ?懐かしいこんなアルバム買ってしまいました。
HIPHOPクラシックですな。やはり最近の流行の音なんかよりも
この時代(97年)くらいまでがいいなぁ。とはいえ買った金額200円…。
モノの価値知らねぇなぁ。ったく。
●V.A./Spectrum works
いやぁ〜ドープです。ドイツのレーベル「Spectrum works」。
そこのアーチストの代表作、貴重な未発表作が
コンパイルされたもんです。
ビューティフル。美メロ。薄くジャジー。エレクトロ感もあって…。
ヘッドフォンで聴くのをおすすめします。
●Roy Hargrove Presents: The RH Factor/Hardgroove
エリカ・バドゥーやコモンなど、そっち系のゲスト満載で
制作された作品。
これがいい!!!!ジャケットからして70年代ジャズファンク風でしょ?
ジャケ買いの人を裏切りません。
それにHIPHOPがほどよくミックス!!!!
まぁ音はどうしても今風のミックスなので奇麗すぎるんですけどね。
でも黒くファンキーかつオシャレにまとまっております。
●R.Kelly/The R. in R&B Greatest Hits Collection: Volume 1
最近また新作を出した彼の過去に出されたベスト盤。
なぜか彼を避けてきた私も彼と向き合う日がきました。
なんだそりゃ。
"Bump N Grind"、"Your Body s Callin"、"Sex Me (part.1)"、
"You Remind Me of Something"とのっけから聴いたことある
ヒット曲の数々。R&B的美メロ多いね〜。
この人多作だけど、クオリティー下がらないね。
ちょっと勉強してきます。それから改めて語らせて。
最近のヘビーローテの1枚です。2枚組か。
●V.A./soul essentials 7
今回は佐藤達郎氏が選曲/監修を担当。
毎回ソウル、R&Bサウンドを愛するコアファン向けに
濃ゆ〜い選曲で痺れさせてくれます。
普通に知らない曲も多くて嬉しいです。
こんな曲が日本でCDで手に入るのが凄いよね。
あらためて日本は音楽流通大国だよなぁ。すげぇ。そして幸せ。
でもCCCDなのであまり回数聴けておりません。
ここらへんはむかつくね。
どうせどこもHDコピー型ウォークマン(?いわゆるituneとかね)に
負けて元に戻るでしょ?けけけけ。
●V.A./cafe aperitivo
まぁクラブ系オシャレカフェものです。
イタリアの夜をイメージしたらしいのですが、
行ったことないので正直わかりません。
でもいいですよ、これ。初CD化音源も多数収録。
ノリノリのからなごめるものまで。けっこうバラエティにとんでいます。
普通のカフェものよりもお酒強め、ってところでしょうか。
●daft punk/Homework
この次のは持っていたのですが、これはまだだったので買いました。
次のbirdにも書いてあるのですが100円。安いよ!いいのかよ!
ブックオフでもこんな値段じゃ買えないぞ。

●bird/bird
birdの誉れ高いファースト。
当時は今いちあの声が好きになれず買っていなかったのですが、
突然聴きたくなって買いました。でも中古で100円。安いね。
出来は噂に違わず素晴らしいです。
大沢伸一さんプロデュースだけあって、音はジャジーでソウルフル。
こういう楽曲がいつでもたくさんチャートに入っていると
日本もいいのにな。モー娘。とかでなくね。
●The Brecker Brothers/ザ・ブレッカー・ブラザーズ
ひさしぶりに聴きたくなって。
え〜、こんなに音軽かったっけ????
なんかショックです。高校生のときの印象が…。
いんちきフュージョンみたいだぁ…。
なんか中途半端にロックしているのが気に食わないのであろうか。
●Grover Washington Jr./All My Tomorrows
私が大人だなぁ〜と思ってしまう音世界を作れる人たちがいます。
その「大人」の定義も様々ですが、
一番分かりやすく「大人」っぽいのがこの人。
ムーディーで落ち着いていて艶っぽいけど渋い。
通信簿にいつも落ち着きがない、と書かれていた私とは大違いです。
それでいてわかりやす〜い高級感。ベタな感じがまたいいんです。
変な言い方かもしれないけど、
「ジャズ」を初めて聴く人を裏切らないアルバムですよ。
彼の別アルバムですが名曲「just two of us」は
私の心のベスト10に入っている名演です。必聴ですぜ。
●Red Hot Chili Peppers/グレイテスト・ヒッツ
すごいね。なにがすごいねってロックを
聴かない俺が知っている曲ビシバシですよ。
口ずさめちゃったりするからね。
こんな風にロックを聴かない私にはベストはちょうどいいなぁ。
なんて。
●Romancrew/FLY HIGH
Hip Hop、Jazz、Soul、Funkを元ネタにクオリティの高い楽曲で
ここまできた!って感じのロマンクルー。
その噂は色々なところで耳にしていましたが、
ちゃんと聴くのは今回が初めて。
評判いいのは分かりますが、もう少し、もう少し
なにかが足りない感じで…。なんだろ。音が少し薄くない?
なんかコーラスとか冷めちゃうんだよなぁ。飽きが早そうです。
ラップはうまいけどね。なんか和的なのかなぁ。
ジャズの解釈だと個人的にはガグルの方が好きです。
でもなんか大音量でライブを観てみたいです。楽しそう。
ブルーノート的なジャケは素敵です!
●Earth Wind & Fire/The Needs of Lone
初期EW&F。ワーナーでの2枚目。これもいまさらって感じですが、
手にしてみました。
様々なコンピで半分以上の曲を耳にしてはいたのですが。
まぁ初期EW&Fに外れ無し、とは良く言ったもので(私が)、
これもかな〜り良いです。
彼等は私がCDを漁りだした頃からよく聴いていて、
お金がなかった私に必ずいいものを掴ませてくれた
素晴らしい思い出があります。

「september」「宇宙のファンタジー(77年)」とかで
有名だと思いますが、
そんな皆様にぜひ初期も聴いてくれと言いたいですね。
一般的に彼等の絶頂期は75〜82年と言われており、
それはCBS時代にあたります。
この盤は71年でワーナーです。
初期はジャズファンクバンド的な色が強く、生感が強く、暖かいですよ。
ファンキーでソウルフル。ジャジーでどこかゴージャス。
これ以降どんどん彼等はジャズ色を排していきます。
替わりにふえていくのがアフリカ的な要素であったり、
ブラジル的要素です。いや、いつでも彼等は最高なんだけど、
そんな彼等のあまりに穴になっている時代なんで。
まぁなにも言わずに買ってくれよ、という一枚です。
●Daryl Hall & John Oates/Very Best Of Daryl Hall & John Oates
なつかし〜〜〜〜〜〜〜!
という気分になりたくて。
懐かしいと言ってもリアルタイムじゃないんですけどね。
説明不要なベスト盤。でもこういうのは持っていて損ないですよね。
●George Benson/Summertime 2001 George Benson in concert
1975年1月にカーネギーホールで録音されたライブアルバム。
いやぁ単純にかっちょええ。
渋く決めるのから、ドライブしちゃっているのまで楽しめます。
誰でも知っている「Take Five」も収録。
個人的には「Octane」のブリブリドライブ感が大好きです。
フルートもやばい。エレピもベースも。う〜ん、みんな最高だ!!!!
グラント・グリーンとはまた違う洗練された
ファンキーさにやられちまいます。
●Slick Rick /Great Adventures Of Slick Rick
獄中のストリーテラー、スリック・リック。
彼の88年のクラシック。シングルとしてもクラシック数曲入ってます。
音とかはまさしく80年代後期!ってかんじですが、
私にとっては今のなんかよりも全然好きです。
鼻にかかる高い声でひょうひょうとラップしております。
●Hird(Christoffer Berg)/Moving On
1曲目のイントロで買いです。エレピ(?)の鳴りがもう!
北欧感といいますか、澄んだ音が気持ち良いです。
ユキミ・ナガノをヴォーカルに迎えてます。
高級で品のあるクラブジャズ。
っていうかジャズの現在進行形。
●Enigma/MCMXC A.D. サッドネス(永遠の謎)
大学生の頃に買ったコンピがあって、それに1曲入っておりました。
全然好きな世界観ではなかったのですが、気になっていました。
そんでもって改めてアルバムで聴いてみようと。いや〜素敵。
今聴くと当時の印象よりも、少し俗っぽかったりしますが、
それでも珍しい世界観で。ちょっとビートに時代を感じるけど。
荘厳だけどポップ。伝わるでしょうか。
●Boo/ラララ Post Soulman Part 2
過小評価されすぎじゃねぇ??と以前から思っていたBOOです。
でもコンスタントに作品が出ていると言う事は売れているのでしょうか?
歌もうまいしさ、この暖かさは今の日本のポップスでは唯一無二ですよ!
車や仕事中にかけると必ずと言っていいほど
「これだれ?」って聴かれます。
本当にいいから是非一度聴いてほしいね。
このミニアルバムには全曲分のインストもついていますが
とてもよくリスナーのニーズにも応えていると思います。
オリジナルラブ「朝日のあたる道」のカバー曲収録。
この前に出た1stアルバム「Post Soulman」は必聴です。
●Tokyo Counterpoint/Oval
星野純一氏が主催するソロユニット。いや、オシャレだわぁ。
心地よくて上品で単純にグランジ系とかって言うのが悪いようです。
たまにギリギリのださ気味のメロが顔を出すのが、
私的にお気に入りのポイントです。
人の暖かさをそんなところに感じてみたりしてね。
全体的に映像的です。
7曲目「Skyscraper」なんて自分の作品に合わないまでも
なにかで使ってみたくなりました。
●加藤ミリヤ/Never Let Go/夜空
なんだかんだと話題の彼女のデビュー盤。例の曲がCDが発売です。
今作ももちろん彼女の作詞・作曲作品。まだ15歳。
歌うまいよなぁ〜〜〜〜。
まぁ内容はR&Bです。歌のうまさや
若さ以外には、まだまだ特筆感は特にありません。
え?いや、嫌いじゃないですよ、むしろ好きですよ。
頭で書いた「例の曲」はもちろん
Buddha Brandの「人間発電所」を大胆にサンプリング
した「夜空」ですが、このやり方がようやく日本にも来たんだ、
と思ってしまいました。
次のシングルもHIPHOP関係の人と絡むようで。
そこらへんではMISIAの最初の頃の売り方を思い出しますね。
第二の宇多田、MISIAになれるんでしょうか。
●Takagi Masakatsu/COIEDA
「エレクトロ・ミュージックやクラブ・シーン、さらには現代美術など、
異なるジャンルの最先端で、国内外から熱い注目を集めながら
マルチな才能を発揮し続けてきた高木正勝が、
これまでの表現活動における第一ステージを締めくくる集大成として、
15トラック、映像8本を収録したフル・アルバムをリリース」と
いうのを読んで「へぇ〜」と視聴して買ってしまいました。
気持ちいい〜〜〜〜音楽です。ゆるいながら鋭いと言いますか。
DVDもついていて、素晴らしい!とかってPOPには書いてあったけど
こちらに関してはさっぱり来ませんでした。
あれまじでいいか?う〜ん。
●DJ Celory/Bon Voyage Vol. 2〜LOVERS〜
ソウルスクリームのDJセロリが名曲をびしばし繋いだMIXCD、
Bon Voyageの第2弾。
今回は甘く気持ちのよいレゲエチューンをもっさりと聴かせてくれます。
セロリ氏はレゲエにも深かったんだね。私は知りませんでした。
気持ち良いですよ。個人的ベストは美声、Wayne Wonderの
ダンスクラシック「september」の哀愁カバー。たまらん。
●Beatnuts / Milk Me
サイコ・レス+ジュジュ=ザ・ビートナッツの3年ぶりとなる新作。
"Props Over Here"、"Off The Books""Watch Out Now"などのヒップホップ・クラシックスを生み出してきた彼等ですよ!!!
私は大好きです!
ファンキーでドロ臭くて、下品で、なんかこうじじくさい。
これ、全部いい意味で。
A級でありながらのB級感とでもいうのでしょうか。

トラックはね、本当格好いいですよ。
ベストでいいからぜひ聴いてみてもらいたいですね。
歌詞はね、下品だけどね。
まぁジャケットみてもらえば色々と伝わると思うのですが。
エロ下品さはもちろん伝わりますよね。それでいながら黒い。
70年代のファンクアルバムのジャケみたい。
オハイオプレ
イヤーズみたいね。音はそこらへんどんぴしゃですよ。
でもかっこいい!これですよ、ビートナッツ!
ゲストにはNice & Smoothのグレッグ・ナイス、Tony Touch、A.G.、Rahzel、ロッカフェラのFreeway、他。

●りんご/りんごのりんご
Kenthe390、EI-ONE、はなびの3MCからなる若手グループ。
1stフル・アルバムですが、¥1,000です。驚き!こいつはいいね。
こういう中央(?)に挑戦する態度も込みで買ってみました。
彼等のレーベルの大元であるダースレイダーも好きだしね。
とにかく荒めでいい意味で収まってないのが魅力です。
日本のHIPHOPが最近つまらないと思っているあなた!
きっと面白いと思うはず。
歌詞にも出てくるけどにしてもホント最近の日本のHIPHOPつまらない。
なんだあれは????
●V.A./RESPECT
今月の最後はこれで。
適当でいいかげんなHIPHOPやR&Bのコンピはありますが、これはいいよ。
てか、こういうのが売れるといいな、という期待もこめて。
決して高尚なことなんかしてないんだけど、
サンプリング=ネタものをフィーチャーした珍しいコンピです。
大ネタものをたくさん集めてあります。
それだけ聴きやすいです。
でも聴きやすいだけでなくHIPHOPにおけるサンプリングとは?
とか色々と考えさせる形になっているかと。
「HIPHOP好きです!」とかいう割にサンプリングしているのも
知らない人とか多くありません?
「これパクリじゃん!」って、なんだお前っていうやつ。
ふらふら〜っと層が拡大したかに見えるこのシーンですが
そういう時にこそこういうテーマ性のあるコンピがいいのではないかと。
『HIPHOP BEST』みたいないいかげんなくくりでなくね。
別に勉強しなくてもいいけど、背景を是非しってもらいたいものですよ。
これを聴いて良かったらライナーもついているので
元曲も聴いてみたりすると楽しさ100倍です。

収録曲もJ.Lo、Nas、Cypress Hill、Fugeesをはじめ、
新旧混ざっていて楽しめます。
かなりキャッチーな内容。HIPHOP好きな人も車でかけて
みんなから嫌な顔されないセレクションです。